いまだに家にインターネットがないため、なかなか更新できなかったー。
っていうか電話もないんだけど・・・。 ということで。
2005/10/10
楽しい時間ってなんて過ぎるのが早いのだろうか・・・。
あの時間がうそのように、まだ心も体もふわふわしてる感じ。
出発前の怒涛のような日々を得て、這い蹲るように成田についた。
仕事も行事も盛りだくさんで、実際に飛行機に乗るまで、いや乗ってからもなかなか実感がつかめなかった。成田からスイスのチューリッヒまでは約13時間。スイス航空も初!スイス上陸も初体験! ヨーロッパってデザインがいちいちかわいいんだよなー。
さて、問題はここから。 あと5時間。乗継までどうやって過ごそうか・・・。
空港内をぐるぐるまわり、カフェでコーヒーを飲んで本を読み、さほど苦にならずに残りあと1時間半ほどまできた。30分おきにチェックしてる掲示板をみると、なんともう"boarding"のサイン。 うっそォーん。まだ時間まで1時間半もあるやん!!
とりあえず、トイレも我慢してゲートへ急ぐ。 乗り継ぎの飛行機はEl Al。イスラエルの航空会社。ゲート前へ着くと、”are you fling to Israel?”と聞かれるや否や質問攻め。 そして私は、別室へ連れて行かれ、すべての持ち物をチェックされ、搭乗まで持ち物もキープされるらしい・・・。 ワタシ テロリストニ ミエルアルカ? まま、しょうがないしょうがない。ここまでやってもらわないと、安心して飛べないってもんだ。 チェックしてるお姉さんも悪気はない。”彼とはどこであったの?””イスラエルには住んでみたい?”なんてなかなか感じの良いお姉さんなので気分も悪くない。
でもなんだか、”私はすごい国の人と恋愛してしまったのかもしれないな” なんて現実のリアルさに改めて気づかされた気がした。そんな自分もシチュエーションもなんだか急に可笑しくなってしまった。
やっとの思いで、飛行機が離陸。どうか無事にイスラエルに着きますように。
席に座るや否や、私は爆睡してしまったらしい・・・。イスラエル到着間近、隣に座っていたイスラエル人のご夫婦が声をかけてきた。やっぱり一人のアジア人がイスラエルまでの一人旅はめずらしいのだろうか。どうやら私が眠ってる間も、食事の事やいろいろ気にかけてくれていたらしい。そのご夫婦はスイスに住んでいて、イスラエルに住む息子の婚約パーティーの為、2日間だけのイスラエル小旅行らしい。ちゃんと迎えは着てくれてるのだとかいろいろと心配してくれた。とても感じの良いご婦人とhappy new year の言葉を交わして笑顔で別れる。
あーー、無事着いた。本当に着いたーーーー!!
心配していた、immigrationも無事通過し、どきどきしながら外に出る。
めちゃくちゃ緊張して外に出たのに、しばらく待っても彼が見当たらない・・・どうしたんだろうと心配になってると、彼が立っているのが見えた。 1時間前からまってたのにも関わらず、私のフライトナンバーが突如変わってしまった為、いろんなところへ聞きまわっていたらしい。。。
思い描いていた再会とはちょっと違ったけど、やっと会えた。
この時を何度思い描き、このぬくもりがどれだけ恋しかったろう。
本当に夢見たいとはこのことなんだろう。
会えない時間で私たちは、何十通もの手紙を交換した。
でも何枚の手紙を書いても書いても、心の満たされることは決してなかった。
ただこうやって、お互いのぬくもりを確かめ合うだけで、ほんの一瞬ですべてが解けてしまうのに。 あーやっとやっと来たんだ。